阪神淡路大震災では家具や倒壊家屋の下敷きになってしまった人の9割ぐらいが地域住民によって救出されていました。
この住民による救助活動がなければ、さらに犠牲者数は増えていたでしょう。
というのも家具や瓦礫の下敷きになってしまうと息が苦しくなり、数分程度で窒息してしまうからです。
ただ、私たちはこのときに窒息を防ぐ方法というのも知っておく必要があります。
地震の際に身を守る姿勢で「だんごむしのポーズ」というものがありますが、それは瓦礫の下敷きになったときに窒息を回避するためにも有効です。
やり方としては、言葉で説明することが難しいため以下に画像を載せておきます。
ただこれでは致命傷となる頭、首、手首を守るには不十分とも言えますので、できれば補助的にカバンやクッションなどの物を活用して頭と首を保護するようにするとより効果的です。
この姿勢だと万が一下敷きになってしまっても、肺が膨らむスペースが確保できるため窒息を回避することができます。