お疲れ様です。
前回のコラムの続きとして、火災から避難をする際の行動についてですが、これらの知識は昔私が防災セミナーで教わったことを今でもそのまま防災教育などで講義させていただいている内容になります。
避難をする際、外に脱出するまでにいくつかのドアを開ける必要があるかと思います。
そこでも決して慌ててドアを開けてはいけません。
まずはドアに手を当てて「ドアの温度を確認」してください。
そこでもしドアが熱ければ、そのドアは開けずに他の脱出方法を探す必要があります。
火事で亡くなる人の多くはドアを開けた時に一気に襲ってくる炎と有毒ガスによって命を落としていると言います。
反対に熱くないからといってドアを開けて飛び出してしまうと、有毒ガスにやられてしまう危険性がありますので、慎重に開けて常に姿勢を低くして脱出する必要があります。
ちなみに毛布があれば抱えて避難すれば、いざという時に身体を覆って炎をくぐったり、鼻と口を覆って有毒ガスの吸引を防いだりと、多少は活用できるかと思います。