災害時に敵を増やすことは絶対にやめよう

当然ですが災害対応の初期段階では、物資が十分に確保できません。

そのため、補給されたおにぎりや水などを配布していくうちに、まだ行列ができているのに足りなくなるということが実際によくあります。

その要因として考えられるものの一つに、同じ人が何回も並んで余分に物を受け取っているというケースがあります。

しかも、そのような行為は必ずしも悪気があってやっているというわけではありません。

例えば、体が弱っている高齢者を心配して、万が一のために多めに保管しておいたりしているという人も多くいました。

その気持ちはわかりますが、十分な量を確保できない時期の食料や水はしっかり全員にいきわたるように皆で分け合う気持ちが大切になります。

そのうえでお年寄りの方が体調を崩したりして困ったときは、周りに助けを求めるようにするといいでしょう。

避難所ではルールを無視して生活をしていると、敵を増やしてしまうだけで、いざというときに助けてもらうことが難しくなる可能性もあります。

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